その他読書

しぼられてくるのだ。

村上春樹全作品 1979?1989〈4〉 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/11/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見る 私が『ルージン』をこの前読んだのは大学…

戦争とはそういうものだ。

やばい。止まらなくなってきた。村上春樹全作品 1979?1989〈4〉 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/11/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見る 「かたづ…

にわか文学青年

最近村上春樹にはまっている。きっかけは2300マイル一人旅の帰りに寄ったサンフランシスコの紀伊国屋で買った『海辺のカフカ』。それまでは地下鉄サリン事件を被害者・加害者双方の視点からレポートした『アンダーグラウンド』『約束された場所で』以外は読…

ポールソン財務長官

つい先日、ある友人から2〜3年前に書いたプロジェクトのレポートをもらった。そのプロジェクトの成功が目覚ましいものであったことに加え、そのレポートの内容も素晴しく、社長賞その他の表彰を受けたもの。まだ全部読めてないけれど、ほんとに素直に感動し…

自殺したり、誰かに頼ったりするよりはいいと思う。

空港にて (文春文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (170件) を見る 離婚してからも夫は子どもに会いに来たし、わたしたちはときどき会って食事をしたが、最近はそう…

それは甘えに過ぎない。

空港にて (文春文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (170件) を見る サイトウは週に二回から三回わたしに会いに来た。わたしに会うために、ホテル代も含めると一ヶ月…

違うか?

空港にて (文春文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (170件) を見る 「だからお前は現実を見ていないって言われるんだよ。現実を見るっていうのは、それこそ、期待と…

何かを探せ

空港にて (文春文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/05/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (170件) を見る単行本のときは「どこにでもある場所とどこにもいないわたし」というタイトルでした。何となくそっ…

永久保存版 中田英寿(1)

中田英寿 (Sports Graphic Number PLUS)出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (8件) を見る魅せられし変容。 by金子達仁(2006.8) 10年前の今頃、世間話の最中に、彼が自分のコンプレックスとして真っ先にあげたの…

象徴天皇制の意味

憲法 第三版作者: 芦部信喜出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/09/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (69件) を見る第一部 総論 第三章 国民主権の原理 第三章では、前文に明示された憲法の基本原理、国民主権の意味、天…

日本憲法史

憲法 第三版作者: 芦部信喜出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/09/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (69件) を見る第一部 総論 第二章 日本憲法史 本章では、明治憲法の特色から日本国憲法成立の過程とその法理までが論…

憲法と立憲主義

憲法 第三版作者: 芦部信喜出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/09/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (69件) を見る第一部 総論 第一章 憲法と立憲主義 何となく、憲法再勉強。学部時代にお世話になった芦部教授の教科書…

The BCG Way

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法作者: 内田和成出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/03/31メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 187回この商品を含むブログ (161件) を見るBCGの現役ディレクターの書いた仮説思考に関する本。残念ながら、…

ラブ&ポップ

ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉作者: 村上龍出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1996/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る10年ちょっと前くらいの女子高生を描いた作品です。仲の良い友達3人と渋谷で遊んでたときに出会ったトパー…

オーディション

今日はまた独身sで遊びに行ってきました。Cabazon Outletsでお買い物です。 たまたまJuly 4thセールをやってて、安く、なかなかよい買物が出来ました。というわけで、疲れ果てて難しい本は読む気にならないので今日は軽い小説で。 オーディション (幻冬舎文…

バガボンド23

バガボンド(23)(モーニングKC)作者: 井上雄彦,吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/06/23メディア: コミック購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (101件) を見る人をして振り返らせずにはいられないような長身。 長髪になかなかの男前。耳…

はじめての哲学史講義

はじめての哲学史講義 (PHP新書)作者: 鷲田小彌太出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2002/05メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見るまるで教科書のような本です。哲学史をポイントおさえながら、各キーパーソンに関する記述は最小限にしながら、…

遺伝子の川

遺伝子の川 (サイエンス・マスターズ)作者: リチャード・ドーキンス,Richard Dawkins,垂水雄二出版社/メーカー: 草思社発売日: 1995/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (18件) を見る友人おすすめシリーズ第5弾。「利己的…

アルケミスト

アルケミスト (海外シリーズ)作者: パウロコエーリョ,平尾香,Paulo Coelho,山川紘矢,山川亜希子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/12/03メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (32件) を見る友人のお薦めシリーズ第4弾。まったく知りませ…

バルジブラケット(上)

巨大投資銀行(バルジブラケット) 黒木亮(ダイヤモンド社、2005年)来た!黒木亮の新作、という感じで衝動的に買ってしまった本作、これまでの彼の作品の集大成という感じで非常に勉強になります。主人公は元邦銀で30代半ばくらいまで働いた後、「モルガン・スペ…

生命の重み -バガボンド22

井上雄彦 バガボンド22(講談社)衝撃を禁じ得ない作品。巻をおうごとに深みが増していきます。前巻のラストで吉岡清十郎は武蔵に切られました。本巻はその場面を清十郎側から描き直すところから再開します。本巻では、当主清十郎を切られ、次席にある弟伝七郎…

カエサル死して後 -ローマ人の物語(13)

前巻から大分間があいてしまいましたね。既に17巻まで読み進んでいるのですが、すっかり記事を書くのを忘れていました。ローマ人の物語13 ユリウス・カエサル ルビコン以後[下] 塩野七生(新潮文庫、2004年)紀元前44年3月15日。 ユリウス・カエサル=ジュリ…

燃ゆるとき

高杉良「燃ゆるとき」(講談社文庫、1999年)築地で他社の冷蔵庫を借り、まぐろの買い付け、輸出の事業からスタートした東洋水産。やがて自社で冷蔵庫を持ち、魚肉製品から「赤いきつね」等インスタントラーメンの製造・販売まで事業を多角化し、海外にも進出…

アジアの隼(下)

あっという間に読み終わりました。 やはり相当面白かったです。黒木亮『アジアの隼(下)』(詳伝社文庫)金融の現場を垣間見ながら、エンターテインメントとしても十分に楽しめる優れた作品だと思いますが、ポイントがいくつかあると思います。①悦氏もコメント…

アジアの隼(上)

気分転換の読書、小説エンロンに引き続いて黒木亮氏です。アジアの隼(上)[詳伝社文庫、2004年]アジア通貨危機直前の成長著しいアジア、特にベトナムでの金融各社の激しい攻防を描いている作品ですが、上巻は本題のビジネスの部分はあまり盛り上がらず、む…

スティーブ・ジョブズ 偶像復活 iCon Steve Jobs

いや、素晴らしい本でした。読みながら猛烈にたくさん感じることがあり、とてもここに書き切れないくらいです。 本書は言うまでもなくスティーブ・ジョブズの伝記であり、カバーされているのは2005年1月のiPod Shuffle発表までです。彼のことも、アップルのこ…

青い蜃気楼 小説エンロン

最近のマイブーム、企業の社会的責任について考える上で欠かせないお題、エンロン。旧ブログでもSmartest Guy in the Roomの映画版その他を紹介しましたが、今日は、国際経済小説の雄、黒木亮氏の「青い蜃気楼 小説エンロン」を読み終えましたのでご紹介しま…

死は唐突に -ローマ人の物語(12)

大分前巻から間が開いてしまいましたが、ようやく12巻を読み終わりました。カエサルは遂にルビコン以後長きにわたった内戦を終結させ、たった一人の「終身独裁官」に選ばれ、国家ローマを再生させるべく、政治、行政、金融、司法、地方統治の改革、社会政策…

エクセレントカンパニー

やっとPractice of Self-Managementのレポートを提出し終えました。結局全部で8ページになり、毎週これが続くかと思うとさすがに少し萎えてしまいます。しかし、勉強していく内容は非常に有意義なので、腐らずがんばっていきたいところです。さて、合間の読…

ビジネススクールの迷走

旧ブログからのリサイクル記事です。今日は授業のことでたくさん書きたいことがあったのですが、疲れ果てて書く元気がないのです。。。授業はManaging FlowとCorporate Financeだったのですが、特に前者では大きなブレイクスルーがありました。下記論文の内…