エクセレントカンパニー

やっとPractice of Self-Managementのレポートを提出し終えました。結局全部で8ページになり、毎週これが続くかと思うとさすがに少し萎えてしまいます。しかし、勉強していく内容は非常に有意義なので、腐らずがんばっていきたいところです。

さて、合間の読書、これも非常によかったです。

高杉良
「ザ エクセレント カンパニー 新・燃ゆるとき」
(講談社文庫、2005年)

東洋水産アメリカでの成功という実話に基づいて描かれていますが、2つの観点から魅力的な小説です。高杉氏の他の作品も読み漁ってみようかという気になります。

①社内の様々な魅力的な人間達が織りなす人間ドラマが感動的で、特に、次から次へと現われるトラブルに対して、一丸となってぶつかり、乗り越えていくプロセスは読み手に元気をくれるほどのものです。現東洋水産会長やモデルの深井の行動に注目すれば、リーダーシップの物語としても秀逸です。

アメリカへの進出、工場設立、セクハラ問題、異文化間のマネジメント、ユニオン対策、特許訴訟、「詐欺」を巡る証券会社との対決、社内人事のドラマ、辣腕弁護士とのコラボレーション等々、「ケース」とまではいきませんが、様々なビジネス事例に対するイメージを膨らませるのにも役立ちます。

というわけで、オススメです。軽く読めるので、勉強の合間の気分転換や通勤・退勤にもうってつけです。