デザイン学派

Strategy Safari: A Guided Tour Through The Wilds of Strategic Mangament

Strategy Safari: A Guided Tour Through The Wilds of Strategic Mangament

CH2 The Design School: Strategy Formation As A Process of Conception


○キー・コンセプト&プロセス
外的要因(脅威と機会)+内的要因(強みと弱み)の評価
・戦略オプションの策定
・社会的責任とマネジメントの価値観も反映
・オプションを評価した上で戦略を選択
・そしてインプリへ


○含まれる理論と代表的論者等
SWOT
・HBSグループ(クリステンセン, アンドリュース他)
環境変数評価のチェックリスト
強み/弱み評価のチェックリスト


○置かれている前提と理論の問題点
・戦略とその前提となる内的要因/外的要因を非常に静的に捉えており、現実的な漸進的、学習的アプローチは排除されている。
・組織も戦略に従うべきとするが、現実的には相当ありえない。
・明確でシンプルな戦略を志向するが、特に不確実性の高い状況下で必要な柔軟性を損なうおそれがある。
・策定フェーズと実施フェーズを区別し、前者及びそれを生み出す「思考」に焦点を置いているが、現実においては両者のインタラクション、現場からの感覚的な情報やフィードバックが極めて重要。
・トップが唯一の戦略家という考え方=command&controlモデルを念頭に置いており、内外の関係者とのインタラクションの重要性が無視されている。


○力を発揮できる文脈の例
・必要な情報をすべて把握しているリーダーが、グランドデザインを描くケース
・環境が安定的で予測可能性が高いケース
・激しい環境変化を受け、事業を再構築しなければならないケース
・ゼロベースから新しく事業を開始するケース