気分爽快!!

今日はFinancial Policy & Strategyのケースのプレゼンの日だった。1998年までのDellの成長とDellに対するcompetitorsの対応についてまとめられたHBSのケース。教授からは特に、今回はstrategyに焦点を置いて分析をするようにとの強い指示があった。

前回の記事「腹に据えかね」にもあったとおり何かとしんどい本クラス、気を抜くとうっかり投げ出したくなる時もあったりするのだけれど、今回は大きなブレイクスルーがあった。

第一に、教授から、プレゼン終了後に"Very Good"という初めて聞くコメントをもらった。今まで一度もBinay教授の口からこんな言葉が漏れたことはない。終了後焼き肉を食べに行ったときに、とあるFinancial Engineeringの学生も「それはすごくレアなことだよ」と言っていた。なので、相当に嬉しかった。大体前のプレゼンでは相当しばき回されてA-しかもらえなかったし。

第二に、1つのケースについて3つのチームがプレゼンするのだけれど、主観的な部分も客観的な部分も含めて、僕らのチームの分析と提言のqualityは圧倒的にずば抜けていた(<自分で言うなと)。カバーしている論点、使っている分析のフレームワーク(といってもSathe教授の授業で学んだものを忠実に丁寧に使っただけだけど)、分析結果のパッケージングの仕方(図表の美しさ等)、提言した戦略内容のqualityは明らかに圧倒的に優れていた(プレゼンの時間も長かったけど)。そして98年時点の株価分析に定量的なアプローチを行なったのも僕らのチームだけだった(thanks to N)。結果として、プレゼン後のディスカッションも、他の2チームは申し訳程度にパラパラコメントがあっただけだったが、僕らのチームのプレゼンのあとには30分くらいディスカッションが続いた。ディスカッション後のブレイクの間にも多くの人から"Good job"と言われ、あるグループの間では僕らの提案の内容に関するディスカッションが行なわれていたりもした。

第三に、Dellの新しいCompetitive Advantageとしてdesignを加えdesign-orientedの製品ラインを増やすべし、という提案パッケージの中の一つの施策も教授は相当気に入ったらしく、後の講義ではっきり「いいアイデアだ」「気に入った」と言及していた。これも結構めずらしい。そしてかなりうれしい。

第四に、例の問題の人との関係についても進展があり、先週腹を割って話をしたからか、彼もかなり素直に話を聴くようになった。相変わらず常に焦って早く終わらそうとするし、付加価値のあるコメントもほとんどなく、口数だけは多いという状況は変わっていないのだけれど、ディスカッションにかかるコストはかなり低下した。また、write-upについても、勝手に書き換えて投げるのではなく、一応彼の同意をオフラインで得ることを先にしたところ、あっさりほとんど読みもしないでだけど、そのまま受け入れてくれた。これもかなりコストカット要因になる。やっぱりこの点については以前の僕のやり方がまずかったことを認めざるを得ない。相当勉強になった。そして、ついでにアメリカ人メンバーもこれまでの僕が陰でやってた書き直しの努力とそれが必要不可欠であることをすべてシェアしてくれたので、精神的にも楽になった。問題児くんはプレゼンのあとにも初めて僕ともう一人の日本人Nに対して"You guys did great job!"と嬉しそうに言っていたのでようやく素直に認めてくれるようにもなったのかもしれない。これも結構大きい。いや〜先週と打ってかわって気分爽快。あとたった2回しかグループワークの機会はないけど、今後は相当楽になると思う。

と、うれしいこともあって、ビールも飲んで1年以上ぶりにJapanese焼き肉も食べ、すっかりリフレッシュしたところで、最もしんどい水木を乗り切る元気が湧いてきた。