女の嫉妬/男の嫉妬

ただいま引き続き来週のアントレ勉強会に向けて、ケースと格闘中。これが結構な量。本業の授業のケースより断然多い(笑)。AからCまでで40ページです。大半はRBS社のビジネスプラン。
Walnut Venture Associates (A)-(C): RBS Group Investment Memorandum (HBS9-899-062)
で、当分終わりそうもないので気分転換。

ローマ人の物語 (24) 賢帝の世紀(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (24) 賢帝の世紀(上) (新潮文庫)

「至高の皇帝」トライアヌスのお話の所なのだけれど、彼の奥様についての塩野節がかなり興味深いので引用しときます。まあ、それだけのエントリです。

 妻のプロティナも南仏ニーム生まれだから、初の属州出身の皇后ということになる。教養が高く賢明な女だったが、美人でも派手でもなかったので、羨望や嫉妬の対象になる心配はなかった。皇后ともなれば元老院議員の夫人たちの上位になるが、女とは、同性の美貌や富には羨望や嫉妬を感じても、教養や頭の良さには、羨望もしなければ嫉妬も感じないものなのだ。(p.61)

男は多分、教養や頭の良さとか身体能力とか、とにかく他人の秀でたところには憧れとともに嫉妬を覚える生き物だという気がするけど、女性はそうじゃないのか。面白い。