ラスベガス第一印象

朝7時半にクレアモントを出発し、約230マイルを3時間半ほどかけて走り、ラスベガスに到着。朝早めに出たのでI-15も幸いスムーズに走破できた。ラスベガス手前10マイルはかなり混雑していて、多分午後に出てたら大変なことになっただろうなと少しひやりとした。


とりあえず疲れたのでホテルの駐車場に車を止め、歩いてストリップ周辺を散策してみた。ストリップというのは、Las Vegas Boulevardというメインストリートのこと。ストリップのお店がたくさんある通り、というわけではない。オーシャンズ11の撮影に使われたベラージオや、そのベラッジオをデザインしたウィン氏が新たに始めたウィン等々、有名なホテルはほとんどがこの通りに集まっている。人出も非常に多い。


ついついハリウッド映画のせいで、ラスベガスというのは高級で、少し強面な街、というイメージを持っていたが、ついて早々そのイメージはがらっと変わった。なんとも大衆的なのだ。ほとんどのホテルがカジノを一階に据え、通りに向けて大きく間口を広げ、客を呼び込んでいる(実際に呼び込みの人がいるところは稀)。雰囲気としては、歌舞伎町にたくさんあるゲーセンのゴージャス版、という感じだ。


実際に中に入ってみても、映画カジノやオーシャンズ11で見るような、黒服のお兄さんや金持ってそうな客ばかりがいるという重厚な雰囲気はかけらもなく、Tシャツに短パンで巨大なお腹をさらしたアメリカのお父さんお母さんからアジア系の観光客まで、いわゆる普通の人たちが普通に遊んでいる


ディーラー達も、映画に出てくるのは、男も女も、若くてやり手っぽいイケてるお兄さんお姉さんか、こわい系or渋い系のおじさんばかりだが、現実の世界で働いているのは、東南アジアや南米からの移民っぽい普通のおじさんおばさんが多い。特に中国系が目立った(ちなみに客もそう)。ジュースやアルコール類の売り子だけは綺麗なお姉さんだった。


まあ、ぶっちゃけ、な〜んだ、というのが第一印象。自然の作った雄大な風景を見ながら長時間ドライブしてきたせいか、人間がつくるものなんて所詮こんなもんか、な〜んて僭越な感想を持ってしまった。安曇野の自然の中でゆっくり過ごした後に新宿の雑踏に戻ってきた時の感覚にそっくりだった。


とりあえずいったんホテルに撤収し、チェックイン。ベラージオのお向かいのBally'sというカジノの充実しているホテル。少し休憩して、早めにバフェイを食べて、憧れのシルク・ド・ソレイユのshowを見に行く予定。ラスベガスではシルク・ド・ソレイユはたくさんのshowをやっていて、どれにするか非常に迷ったけれど、今回は「最も英語力を必要としない」という情けない基準からミスティアに決定。またその記事は別途upします。


Bally's 24Fより
Bally's 24Fより posted from フォト蔵
Bally'sの部屋からの風景。窓ガラス越し+カメラの性能の限界からうまく伝え切れませんが、非常に雄大な景色です。