レオンチェフ

ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想

ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想

第5部 モデルを構築した学者たち


第20章 理詰めでセルを埋める


ワシリー・レオンチェフ
・ストーン、アロー、ドブリュー、アレらのマクロモデル構築の理論的土台を提供
・1973年にノーベル経済学賞を受賞
・「レオンチェフ表(投入−産出表、産業連関表)

投入−産出分析が初めて本格的に応用されたのは第二次世界大戦中のことで、その目的は、戦果をあげるための生産拡大に必要な資源を探ることにあった。・・・戦争が終結すると、投入−産出モデルは、民需品生産の拡大を支えるために成長させるべき部門を予測することに役立てられた。

レオンチェフ表の副産物=投入−産出乗数の算定
 →同乗数は、経済的インパクトの研究でたびたび用いられる。