クープマンス+カントロヴィッチ

ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想

ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想

第3部 情報を数量化する


第11章 誤差を取り込む


タジリング・クープマンス
・1975年にノーベル経済学賞を受賞。
・同年の経済学賞はレオニード・V・カントロヴィッチにも贈られている。
・誤差を詳しく研究し、それまで信じられてきた多数の計量経済モデルの確定性を問い直した


○世界のエネルギー資源の効率的利用に関する研究
新古典派による個人の厚生を最大化するための「最適化」プロセスをエネルギー政策の決定に適用。


線形計画法(LP: Linear Planning)
・十分な情報と計量経済モデルを用いれば、政策担当者は最適な政策を決定できると主張。
・市場だけを信奉する新古典派経済学者とは対立。
・具体的な技術が線形計画法
・カントロヴィッチも独自に同法を編みだし、ノーベル賞を受賞。