ヤン・ティンバーゲン

ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想

ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想

第3部 情報を数量化する


第10章 リアルに、でもシンプルに


ヤン・ティンバーゲン
・1969年、ラグナール・フリッシュとともにノーベル経済学賞を受賞。
・「フリッシュ同様、"弱い立場"にいる人々に関心を寄せ、景気循環をもっと深く理解することが経済効率性の高い政策に結びつくことを願っていた」
・物理学から経済学へ
・(音楽+)路面電車が趣味


○業績
・需要に関するフリッシュの研究を基に、供給の計量経済モデルを構築。
誘導型方程式(single reduced-form equation)の考案により、計量経済の複雑な方程式をシンプルに
 e.g.利潤方程式
・「ティンバーゲンの法則(Tinbergen rule)」:ある特定の経済変数に関する政府の目標達成は、目標の数と同じ数の政策手段を用意しないかぎり不可能である。