「ボスザル社員」のコーチング

コーチングがリーダーを育てる

コーチングがリーダーを育てる


第3章 ボスザル社員を手なずける法
(原題"Coaching the Alpha Male")
ワース・エシック 創設者兼CEO ケイト・ルードマン
ワース・エシック シニア・バイス・プレジデント エディ・アーランドソン


英辞郎によれば、

alpha male:
【1】 群れを支配する雄
【2】 企業を率いる男性
【3】 (男性の)指導者、支配者、ボス

だそうだ。「ボスザル社員」というのは好訳だろう。


○ボスザル社員とは
・特徴
・引き起こす問題


○ボスザル社員には「脱皮」が必要
・ベテラン・コーチが求められる
・長所を削ぐことなく、成果の実現プロセスを改善させる


○デルのケース


○ボスザル社員へのコーチングの注意点
・「ガキ大将」と対等にやり合える人物
・絶対に避けるべき3つの落とし穴(お気楽すぎること、同僚たちに対する過剰な秘密主義or防衛、ボスザル社員に卑屈に従うこと)


○問題を理解させ、自己変革の必要性を認識させる方法
・大量かつ信頼に足る一貫したデータによって注目を引きつける
・徹底的に本人の参加意思を確認する
・グラフや数字(「ボスザル語」)を駆使する
・集めたフィードバックの結果を、感情的表現も敢えてそのままにして、一つずつ検討する
・保身的な態度を示したらすぐに指摘する(cf. Defensiveness-Openness Scale)


○5つの具体的な目標
・自分の弱点を認め、オープンにすること
・自分の周囲に与える影響も含めて責任を負うこと
・自分自身の隠された感情を意識すること
・相手に対する称賛と批判のバランスを取ること
・自分自身の行動パターンを自覚すること(cf. ペルソナ)