マネジャーの仕事

マネジャーの仕事

マネジャーの仕事

第1章 マネジャーの仕事

○本研究の対象はトップマネジメントや部門長等。ミドル・マネジメントに属するマネジャーの多くは除外。


○本書では「有能な」マネジャーのコンピテンシーを分析しているのではなく、有意義なマネジャーの「職務記述書」を作り上げることを目的としている。


第2章 マネジャーの職務に関する現代の学説


○古典学説
・計画、組織、命令、調整、統制(ファヨール)
・POSDCORB(Planning, Organizing, Staffing, Directing, Coordinating, Reporting, Budgeting)(ギューリック)
・マネジャーの仕事の抽象的な目的であって、実際に行っている仕事は何もあらわしていない。


○偉人学説
・伝記や自叙伝等
・一般論が弱い


○企業家精神学説
・経済学者による論考
・「合理的」なマネジャーの意思決定は定型的。
・重要なのは起業家による革新(シュンペーター
・マネジャーの職務の構成要素の一つ


○意思決定学説
・プログラム化されていない領域における意思決定と、低次の領域のプログラム化がマネジャーの職務
カーネギー学派
・マーチン、サイモン、マーチ、サイヤート、リンドブルム


○リーダーシップ効果性学説
・リーダーのパーソナリティ特性および管理スタイルの研究


○リーダー・パワー学説
・リーダーのパワーと影響力の研究
ダルトン、ニュースタット、カートライト


○リーダー行動学説
・在職者の行動に関する個別研究。実際の職務内容の分析。統合性はない。
・ホーマンズ、オハイオ州立大、セイルズ等


○職務活動分析学説
・日誌法、観察法等による帰納法的調査。お互いに明確な連関性を持つ。
・カールソン、スチュワート、ミンツバーグ等。