Galli's Piano Bar

火曜の夜は以前「久しぶりのジャズ」記事で登場した神戸大の先生+日本人学生sでRancho Cucamongaというクレアモントの隣隣町にあるGalli's Piano Barへ行ってきました。


カレンダーによるとジャズなのかどうかよく分らなかったのですが、音楽なら(ほぼ)なんでもありな僕は相当楽しみにして行ってきました。結論から言うとなかなかよかったです。卒業までの間も多分ちょこちょこ通うだろうなという予感がします。相当食べて一人21ドルだったのでコストパフォーマンスもなかなか。店の雰囲気も、安っぽい外見(郊外型都市に腐るほどある小さなモールのなかに位置)とは裏腹に、中はかなり落ち着いたいい感じでした。


1人目はガタイのいいお兄さんで、ピアノもギターもヴォーカルもこなせる人でした。ジャズではなくてポップス。最初自分でサウンドのセッティングをしてたので、てっきり店のスタッフかと思ったらパフォーマーでした。声がかなりよくて、エルトン・ジョンみたいな感じでかっこよかったですね。

Galli1
Galli1 posted from フォト蔵


リクエストもできるのですが、クラプトンのTears in Heavenを頼んだところ、相当がっかり。いや、うまいのですが、独自のアレンジを加えすぎていて、原曲の跡はほとんどとどめていなくて、あの美しいサビも台無しでした。別の曲として聴けばそれはそれでよかったのかもしれないですが。


後ほどエアロのDon't Wanna Miss a Thingを独自のアコースティック・バージョンで歌っていましたが、これも何となく、それはそれでいいのだけれど、原曲の良さは消えてるような感じで、少しがっかり。


と書くとロクでもない独り善がりアーティストか、と思われてしまうかもしれませんが、それ以外はすごくよかったのですよ。ほんとに。


そして、彼に代わって、3曲だけやったのが男女のユニット。ボロボロのジーンズ&Tシャツにレスポールタイプのギターというなかなか渋い見た目のギター(男)に、インド系かヒスパニック系か区別がつきかねるがなかなか美人なヴォーカル(女)の二人でした。誰かのカバー1曲と、自分たちのオリジナル2曲を聴かせてくれましたが、ギター&彼のバックコーラスはさておき、ヴォーカルはなかなか素晴しかった。声質はシェリル・クロウっぽく、高音でかすれるところが非常にセクシーでいい感じでした。

Galli3
Galli3 posted from フォト蔵

Galli2
Galli2 posted from フォト蔵


まあ、一番よかったのは、ヴォーカルのソフィアちゃんが、"I want you..."という歌詞のところでこっちをじーっと見ながら笑顔でにっこりウィンクしてくれたことですな(笑)一番前の席で熱心に聴いていたのでご褒美をくれたのでしょう。ファンをつくるのがうまいっすね(笑)