コンペ

今日はCTPのマーケティング最後のクラスでした。
非常に印象的だったのが、コーチング・エクササイズのコンペ方式です。

CTPの中では毎回最低1回は誰かがクライアント役、誰かがコーチ役になり、短いコーチングのエクササイズをやるのですが、大体立候補方式でそれぞれの役を決めます。その他のメンバーはそのセッションを眺め(@電話会議)、終了後にフィードバックをするわけです。

大抵、みんな(including myself)立候補に尻込みをするのですが、今回クラスコーチが面白い試みを導入されました。コーチ役のコンペ方式です。

具体的には、クライアント役が立候補し、自分の話したいテーマについて1分ほどで説明した後に、さらに一分ほど時間が与えられ、クライアント役以外の人がそれぞれ自分のコーチング戦略を考えます。その後、順番に戦略を説明し、クライアント役がどの人にやってもらうか選ぶわけです。

これが結構緊張します。
1分という相当短い時間のでかなり頭を回転させなければ戦略なんて出来ません。これを延々と繰り返すマッキンゼーの面接を思い出します。しかも、選ばれるかどうか、という緊張感もありますし、選ばれたら選ばれたで短時間で結果を出すコーチングが出来るか、という緊張感もあります。

しかし、面白い。
参加人数が多いクラスだと難しいでしょうけれど、毎回この方式だとCTPの雰囲気も相当変わるのではないでしょうか。今回のクラスコーチに高めのフィードバックをして、他のクラスコーチの方もこれを採用して下さるようにはたらきかけなければです。


今日もう一つ学んだこと。

それは、短時間で効果を上げるためには、そのセッションで得たい目標が明確でなければ難しいということです。もちろん、3年、1年、3ヶ月、1ヶ月、等々、長短様々な目標を掲げてコーチングは行なわれるわけで、そのレベルだとある程度抽象的にならざるを得ないわけですが、一回一回のセッションにおいては、少なくとも主観的に計測可能な、明確で具体的な目標がなければ効果的なものにすることが難しい、ということを改めて学びました。そのような目標を定めることはクライアントの責任でもあるし、より具体化、明確化して引き出すことはコーチの責任でもあると思いました。


アルカトラズ
アルカトラズ posted from フォト蔵
おまけの写真、アルカトラズの内部です。