買物大会(SF旅行⑤)

Union Square (SF)
Union Square (SF) posted from フォト蔵

やっぱり旅行記は記憶が新たなうちに書かないといけませんな。旅行の記憶は徐々に薄れてくるし、どんどんup-to-dateに書きたい内容(こっちに戻ってきてから読んだ本とかDVDとか)がたまってくるし。というわけで、SF旅行記はこれにてとりあえずラストです。

18日はまあ旅にありがちなショッピングへと繰り出しました(とはいえ見て回っただけ)。サンフランシスコへ来たわりにあまり見ていなかったダウンタウンも見物しておきたいということもあり。

まずは、若干治安の悪いLAのそれとは随分違うというウワサのジャパン・タウンへ。紀伊国屋ビルの駐車場に駐車し、そのまま中へ。まずビビったのは、「ここはアキバか、はたまた原宿か?」と見紛うばかりのコスプレイヤーたち。それも在SF日本人子弟たち、というわけではなく、金髪ブルーアイ、ヒスパニック、アジア系色とりどりのお子様達が思い思いの格好をしているわけです。正直ここまで日本の萌え系カルチャーが浸透しているとは驚きです。まあ、場所が場所だけに(紀伊国屋書店の前)というのはもちろんありますけども。何かのRPGのキャラクターっぽい女性に扮していたラテン系っぽい女の子は、杖みたいなのを自作してて、しかもセロテープで飾りを貼り付けてたりしてかなり微笑ましかった。一緒にいた友人が一瞬ビビっていたのが、昔懐かしいフィナルファンタジーⅧの主人公が持っていた、剣と銃が一緒になった武器を持っていた少年。既製品なのか手作りなのか分からないけど、とにかくリアルでデカイ刃物がドーンと無造作に手に握られているわけです。まあそりゃ知らなければビビるわな。

そして、とりあえず腹ごしらえ。ラーメン食べたい気分だったところにまさにいいにおいを放っている日本料理屋を発見。ていうかエレベーター降りたらまさにそこにあった。味噌ラーメンや醤油ラーメンなどラインナップも充実。これは行くしかない。LA近辺にはろくなラーメン屋がない。ていうかそもそも日本のラーメン屋はほとんどない。インスタントもろくな物を売ってない。だからラーメンには飢えていたのだ!

店内は一応日本風の作りになっていたけれど、なぜかマリリン・モンローの写真が飾ってあったりして、少し謎な感じを漂わせていた。明らかに日本人のおばちゃん店員と英語で話すのも変な感じ。そして、散々迷ったあげく味噌ラーメンを注文。相当久しぶりなので期待に胸が高鳴ります。なんて大袈裟か。さて、出てきたものを見て、スープをすすってみてびっくり。なんと、白い。甘い。そう、白みその味噌ラーメンだったのです。友人によれば名古屋とか西の方ではこれが普通らしい。ひえー。最初は思わず「なんと!」を連発してしまうくらいびっくりしたけど、食べてみるとこれがおいしかった。元々白みそもキライではないので十分楽しめた。麺も悪くなく、全体的にちゃんと普通のラーメンだった。う〜ん、これが飲んだ後とかにLAで簡単に食べられたらいいのになあ。

と、書いてたら、

六本木で飲む + 帰りに一蘭のラーメン

という最強コンボを思い出してしまった。くー、どこでもドアが欲しい。

そして、食後は本屋を散策。元々書店は地球上で最も好きな場所の1つなので久しぶりにリラックスして立ち読みできた。週刊モーニングがたくさん積んであったけど、一番上が蒼天航路最終回の号だったのでちょっとブルーになったりしつつ。アマゾンもやはり便利だけど、書店をぷらぷらして見たこともない本をみつけたりするのはやはり楽しい。その書店書店で並べ方の哲学も違うし、強調したい分野や著者も異なっている。おかげで、既知の著者、著作でもまったく違った新鮮な印象を持つこともあり、それが自分の中で新たな分野の開発につながることもある。残念ながらまだバーンズ&ノーブルのような純粋な英語書店にはこの楽しい感覚を持てるほど慣れていないけれど、いつか同じ感覚を持てるくらい英語に慣れたいところだ。

あー、もう風邪のせいもあって書くのが疲れてきた。。。

あとは省略気味に。

そのあとはユニオン・スクエアへ。これはマンハッタンのそれとはちがって、公園ではなくただの小さなコンクリートのパブリックスペースがあるだけ。もちろんデコレーションはあり、それなりにきれい(写真参照)。この辺りのキモは、スクエアそのものではなく、その周辺に無数にあるデパートやお店。そう、完璧なショッピング・エリアなのだ。例えばMacy'sもメンズ館とレディース館が別々に立っていたりで非常に充実している。面白い雑貨屋さんもたくさんあるし、服系も相当充実。ついつい久しぶりに高い買物もしてしまった(Emporio Armaniの超クールなジャケット)。相方がずっと前のクリスマスにくれてこっちに来てから長いこと切れていたイッセイ・ミヤケのeau de toiletteもゲット。

そして、余りに楽しかったので半日で帰るのをあきらめ、1日滞在を延長。翌朝7時に起きて8時半くらいに出発した。後から考えると、安全のためにも延長してよかったかもしれない。というのも、帰る予定だった日の夕方から夜にかけて北カリフォルニアは恐ろしく天気が悪く、雷雨、豪雨に見舞われていた。高速でも事故が多発している模様をニュースが流していた。う〜ん恐ろしい。でも翌朝はすっかり晴天で、往路では霧深かった道も晴れ上がり、全然違う壮大な風景を楽しむことが出来た。警察に止められることもなく無事クレアモントに到着。

いやはや、いい旅だった。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。是非LAにも遊びに来て下さい。