雨のグランドキャニオン

ラスベガスを朝8時に出発し、一路グランドキャニオンへ。
正確なマイル数は分からないけれど、300マイルくらい?約5時間のドライブ。

NV-93を東に進む途中、Lake Meadという国立保養所のある湖が不意に現われ、その青の鮮やかさに目を奪われ、寄り道。残念ながら、水際まで行くだけでお金を取られそうだったので、遠くから盗み撮り。

ミード湖
ミード湖 posted from フォト蔵

この青の綺麗さが写真ではうまく伝わらないけど、丘の向こうに見えた瞬間は本当に息を呑むような鮮烈さを感じました。そして、Lake Meadはどうやらそのままフーバーダムにつながっているようです。

フーバーダム
フーバーダム posted from フォト蔵

大したことなさそうだったのでゆっくり見学はしませんでしたが、一応駐車場からダムの裏側、ミード湖につながるあたりの写真は撮っておきました。


NV-93からI-40に乗り換えてひたすら東へ進むわけですが、やはりアメリカはデカイと痛感。ロスからラスベガス、さらにはキングなんとかという町の辺りを超えるまでは完全に砂漠なのですが、気づくとポツポツと緑が目に入るようになります。なんでやねん、と思っているといつしか完全に植生が変わっていて、車は緑豊かな高地を走っているのでした。「あれ?この辺は雨降るってことかなあ?」なんて思ってるとあっという間に地平線にモクモクと雲が湧いてきて、広大なパノラマの向こうでは落雷大会です。いや、びっくり。

「車の中は絶縁になってるから落ちても大丈夫だけど、落ちてもまだ走れるのかな」

なんて呑気に考えながら走り続けました。ほんと、写真に撮っておきたかったくらいの絵。


Williamsという町でI-40からAZ-64だかなんだかに乗り換えて北上、いよいよグランドキャニオン、というわけですが、これが嫌がらせのように雨が酷くなる。雷もドカンドカン落ちてるし(遠くで)。一番酷い時はウィンドシールドが滝化し、視界は20%くらいに低下、車はライトしか見えない状態。こりゃあ下手したら死ぬなあと思いながらも、路肩の状態もよく分からないし、一応車線と対向車は認識できるので走り続けました。これはこれで貴重な思い出。無事であったことに感謝。

グランドキャニオンに着くと、一応雨は落ち着いていて、降ったり止んだりの小康状態。しかし、上空は雲に覆われていて、名物の夕日も何もあったもんじゃない。一日目は散々な出だしだった。売店に傘も売ってないし、ほとんどロッジでふて寝ならぬふて読書をするくらいしかすることがなかった。

雨のグランドキャニオン3
雨のグランドキャニオン3 posted from フォト蔵
Yavapaiロッジの近くの駐車場。かなり降ってるのが伝わりますでしょうか。

雨のグランドキャニオン4
雨のグランドキャニオン4 posted from フォト蔵
車から出られなくなったの図。

雨のグランドキャニオン5
雨のグランドキャニオン5 posted from フォト蔵
比較的機嫌がいい瞬間の写真。

雨のグランドキャニオン6
雨のグランドキャニオン6 posted from フォト蔵
North Rimの向こうの方は晴れてきている模様。明日は期待できるか!?

雨のグランドキャニオン7
雨のグランドキャニオン7 posted from フォト蔵
これも小降りの状態。傘持ってない人がほとんどです。だって売ってないんだもん。

雨のグランドキャニオン8
雨のグランドキャニオン8 posted from フォト蔵

雨のグランドキャニオン9
雨のグランドキャニオン9 posted from フォト蔵

と、機嫌の悪そうなグランドキャニオンの写真ばかりですが、翌日は晴れ、無事朝日もトレイルも夕日も堪能することが出来ました。また別途upします。明日早いので今日はもう寝るべし。