中国版YouTube
先ほどupした『フラット化する世界[下]』の第13章に、ローカルのグローバル化の一例として、中国版YouTubeとも言うべきポッドキャスティング・サイトToodou.comが紹介されています。早速のぞいてみたらいくつか面白いものがありました。
どちらも同じ人がupしているもので、
①CMを勝手に載せているもの
10年前の日本を見るみたい。しかし、これが電子辞書と何の関係があるのか意味不明。
②なかなかおされな作品
どっからかパクって来たものなのか、作ったものなのかは不明。
結構面白そうで、色々検索してみたいのだけれど、YouTubeと違ってあまりに遅いのでやってられません。でも今後が楽しみなサイトではあります。
ちなみに、フリードマンによれば、Toodouというのは「土豆」とのことでじゃがいもだそうです。「土の中からジャガイモを掘り出す」というイメージで、(もしかしたら)ボトムアップでの中国の変革を志している管理人の思いを表現しているのかもしれません。
文化大革命は終わったと思う? とんでもない、始まったばかりだ。ただ、中国の今回の新文化大革命は−フラットな世界のプラットホームのおかげで−トップダウンではなく、ボトムアップで動かされている。そして、ツールは毛沢東主義者の『毛沢東語録』ではなく、アップルのちっぽけな銀色のiPodだ。(『フラット化する世界[下]』p.332)
もうひとつちなみに、以前紹介したDormitory Boysですが、これはもともとYouTubeではなく、Toodouにupされていたものだそうです。まさか『フラット化する世界』に彼らが登場するとは思いもよりませんでした。