久々のジャズ

神戸大からサバティカルを利用して研究にいらっしゃっている日本人の教授にお誘い頂いて、久しぶりにジャズを聴きに行ってきました。NY以来なのでなんと10ヶ月ぶりです。たった10ドルでかなり楽しめました。あと15ドル払ってもよかったな。


場所はクレアモントの小さな中心街、ビレッジを南に下ってすぐで、見た目は汚い倉庫なのですが、中は小綺麗なギャラリーのようになっていました。このClaremont Forumという会場を利用して、Boatman/Summersという地元のおじさん3人(ギター×2+ギターベース×1)のバンドが色んなゲストを呼んで格安で楽しませてくれているようです。こちらにカレンダーと地図があります。


今日は女性ベーシストのKristin Korbさんと男性ピアニストのJohn Proulxさんでした。二人ともヴォーカリストでもあります。John氏のホームページで彼の曲を先に聴いておいたのですが、印象は個人的に大好きなDiana Krallのようでした。などと思っていたら1曲目にDiana KrallのLive in Parisというアルバムの最初に入っている"I Love Being Here With You"から始まったので最初からかなりテンションが上がってしまいました。


今回一番印象に残ったのは、vocalist二人ということで、vocalでのimprovisationをふんだんに聴かせてくれたことです。これは初めての経験だったので相当グッと来ました。特にKristinの声は結構セクシーで二人のやりとりにすっかり聞き惚れてしまいました。


合間のMCも60%くらいしか聴き取れなかったけど、二人の生い立ちやら徐々に音楽で成功していったプロセスが垣間見れて印象的でした。


前座的なBoatman/Summersの演奏もなかなか味があり、特にウェブサイトのトップ、右側の写真のおじさんのギターはかなりうまかったです。ソロも聴かせるものだったし、全編音が心地よくまとまっていて、まさに顔の印象通りの「熟年の味」を感じさせられました。


いやー、よかった。どうやらクレアモント周辺にも色々ジャズを楽しめるところがあるようなので、夏の間に少しずつ開拓しようと思います。